茶碗はお茶の香りや味の印象を変えますので茶碗を使い分け、より美味しいお茶をいただきましょう!
茶碗の選び方次第でお茶の味や香りの印象が変わるのでより美味しくお茶をいただくには茶碗選びにもこだわりたいところ。
はじめから全ての種類の茶碗を集めるのは大変ですので、まずは好みのお茶に合う茶碗から集めましょう。
「茶碗の選び方」のページでは、茶碗の種類から茶碗ごとに適したお茶の種類をご紹介していますので、好みのお茶に合う茶碗選びをする時にご活用ください。
茶碗の種類
茶碗の種類は形、素材、色ごとで様々な種類がありますのでそれぞれの茶碗の特徴をご紹介します。
茶碗の形
代表的な茶碗の形状は汲み出し、筒、ふた付きの3種類。それぞれの特徴をご紹介します。
汲み出し茶碗
茶碗の背が低く、飲み口が広がった形状が特徴。香りが立ちやすい茶碗なので香りを楽しむお茶に適しています。
筒茶碗
茶碗の背が高いのが特徴。お湯が冷めにくいので熱湯でさっと入れて熱々を楽しむお茶に適しています。
ふた付き茶碗
茶碗の上に蓋がのっているのが特徴。改まった印象を与えるので来客時に利用するのに適しています。
茶碗の素材
代表的な茶碗の素材は磁器、陶器、ガラスの3種類。それぞれの特徴をご紹介します。
磁器茶碗
薄くつるつるした口ざわりが特徴。
陶器茶碗
厚手でぽってりとした素朴な質感を楽しめるのが特徴。
ガラス茶碗
透明で涼し気な印象が特徴。
茶碗の色
茶碗の色によってお茶の水色(すいしょく)が変わりますので美味しくお茶をいただくには水色にも気を配りたいところ。
茶碗の色ごとにどの様な印象を与えるかご紹介します。
白い茶碗
白い茶碗は緑色のキレイな水色を見せることができます。白い茶碗の中でも黄色がかった白より、青みがかった白の茶碗の方がキレイに緑色をみせることができます。
底に柄の入った茶碗
白い茶碗でも底に柄の入った茶碗は柄の色によって水色の印象が変わります。特に赤い柄の入った茶碗は赤みがかった緑色の水色に見えますので水色を楽しみたい上級茶の場合は注意が必要です。
陶器の茶碗
陶器の茶碗は水色がよく分かりません。よって水色を楽しみたい上級茶を飲むときには陶器の茶碗はさけましょう。
茶碗とお茶の基本的な組み合わせ表
各茶碗に適したお茶の種類を表にまとめてご紹介します。
茶碗の種類を知ってどの茶碗にどのお茶を入れればよいか悩みが増えてしまったかも知れませんので茶碗とお茶の基本的な組み合わせを表にしてご紹介します。
茶碗の種類 | 茶碗の容量 | 適したお茶 |
---|---|---|
汲み出し茶碗+磁器+白色 | 100ml〜150ml | 煎茶 |
汲み出し茶碗+磁器+白色 | 40ml前後(おちょこサイズ) | 玉露 |
筒茶碗+陶器 | 240mlくらい | ほうじ茶、番茶 |
茶碗の選び方まとめ
好きなお茶に適した茶碗を手に入れましょう!
香りを楽しむには口の広い茶碗、お茶のキレイな緑色を楽しむには白い茶碗、熱々を楽しむには陶器の筒茶碗。茶碗選びの基本はお茶をどの様に楽しみたいかを元に考えていくと適した茶碗が見つかります。
また好きなお茶の特徴を引き出してくれる茶碗はどれ? と考えていくと茶碗選びも楽しみに変わってくると思います。
茶碗選びに悩んだ時は「茶碗の選び方」のページに戻ってお気に入りの茶碗を見つけるのにご活用ください。