釜炒り茶は香ばしい釜香(かまか)が特徴的なさっぱりとした飲みやすいお茶
日本における釜炒り茶生産の始まりは、16世紀頃に中国から伝わったと言われています。
そんな釜炒り茶の特徴は釜で炒ることで生まれる釜の香り「釜香」とさっぱりとした飲みくち。さらに勾玉状にカーブした茶葉が特徴的です。
釜炒り茶の特徴のページでは、釜炒り茶の味の特徴や釜炒り茶の主な産地をご紹介します。
釜炒り茶の特徴的な味と香りが生まれる理由
釜で炒ることで茶葉の発酵を止め、独特の釜香が強く香る釜炒り茶
釜炒り茶の味の特徴は、釜香と呼ばれる香ばしい風味。一般的なお茶は茶樹から摘んだ生茶を蒸して発酵を止めます。
しかし、釜炒り茶は蒸さずに釜で炒ることで発酵を止めて作られるお茶。釜で炒ることで青臭さが消えて香ばしい釜の香りを楽しむことができるお茶の種類です。
釜炒り茶は淡い黄色の水色に独特の釜の香り、あっさりとくせの少ない味の緑茶(日本茶)です。
釜炒り茶の主な産地
釜炒り茶は九州の宮崎県や佐賀県が主な生産地
釜炒り茶の主要な産地は、九州地方に多く宮崎県、佐賀県、熊本県などが有名です。特に佐賀県の嬉野は釜炒り茶発祥の地として知られています。
宮崎県の最北端にある高千穂町の高千穂釜炒り茶も昔ながらの釜炒り技術を活かして作られる釜炒り茶が人気の産地です。